風向き(回転方向)を切り替えるリバーススイッチについて
天井高3m以上の設置ではオールシーズン風向きは下方向へ(ファンから床方向へ)
日本で市販されていますシーリングファンの説明書には「夏は下向き 冬は上向き」と記載されていますが、風向きはどちらでも空気循環の効果はほとんど同じです。
シーリングファンの風向きの違いは、シーリングファンの近くにいる場合、羽根から発生する風が体感的に感じるか感じないかの違いです。
特に天井が高い吹き抜けの場合、風向きはオールシーズン下向き(ファンから床方向)設定にしてください。
風向きが上向き(ファンから天井方向)設定の場合
羽根から発生する風が床まで届かないため、空間全体の撹拌効率が悪くなります。
シーリングファン取付け場所の天井が高い場合や、夏冬共にシーリングファンの風が心地よく感じる方は、オールシーズン下向き(ファンから床方向)設定でご使用ください。
風向が上方向(ファンから天井へ)
冬場は風向が上方向の主な理由としては、マンション等低い天井や寝室にシーリングファンを取付けしている場合、羽根から発生する風の体感を抑えるためです。
風向きが上方向(羽根から天井へ)では天井付近にある暖かい空気を、羽根から発生する風で天井に当て、反射した空気が床方向に流れるよう空気循環をつくります。天井にはね返った風は、緩やかなやさしい風になり体感的に感じることはありません。特に低い天井にシーリングファンを取付けしている場合は、風の体感を抑えることができます。
デメリットとして吹き抜け等高い天井の場合、天井と床の距離が長くなるため、天井にはね返る暖かい空気は床付近まで到達せず、天井付近の一部分で空気循環となるため、暖房効率はなかなか上がりません。風向きは下方向(羽根から床へ)にして天井付近の暖かい空気を直接床方向(羽根から床へ)へ流れるようにしてください。高い天井にシーリングファンを付ける場合はオールシーズン風向きは下方向(羽根から床へ)で空間全体の空気循環効率が上がります。
風向き 上方向
風向き 下方向
風向が下方向(ファンから床へ)
夏場は風向が下方向(ファンから床方向)の主な理由としては、エアコンの冷房運転で冷やされた空気をシーリングファンの羽根から発生する風を感じることにより、体感温度を下げる効果があります。天井が低い取付けの場合、風の体感が好まれない方は風向きは上方向(ファンから天井方向)に設定してください。
エアコンの冷房運転時、吹き出し口から出る直接の風は約10度〜約15度の極端に冷たい風です。真夏でも長時間吹き出し口の風に直接当たっていることは不快感を感じ、また体調不良の原因にもなります。夏場に冷房の効いた飲食店で座った席が、エアコンから出る直接の風が当たり不快感を感じたことはないでしょうか。シーリングファンは大きい羽根で広範囲の空気を撹拌します。エアコンの冷房運転から出る冷たい空気を暖かい空気とかき混ぜ、心地よい温度の空気に変え緩やかな風を体感できますので、冷房運転時の設定温度の下げすぎを抑えることができます。
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